退院後のリハビリから楽器が演奏できるようになるまで

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今回は退院後のお話しをさせていただきます。

退院後は利き手が使えず、片手のみの生活で不便な事もたくさんありました。

痛みもまだまだあります。

ですが、手以外は元気なので友達とご飯に行ったり、人混みの多い時間帯を避けて買い物に行ったり、京都検定の講座に参加したりと結構アクティブに動いていました。

目次

退院

イレギュラーな手術を受け入れて下さった大学病院と先生には本当に感謝しかありません。

看護師さん方も皆さん明るくて優しくて親切で、入院生活は何不自由なくとても快適に過ごさせていただきました。

退院後は今まで通っていた主治医の先生のクリニックでリハビリをしていただいています。

家での片手生活スタート

退院後も肘までのシーネ生活は約2週間続きました。

友達にボンバーマンと言われていたシーネ 笑

夏真っ盛りの8月に肘までのシーネ(添え木)は暑くて大変でしたが、ギブスと違って取り外す事が出来たのでまだ良かったのかなとも思いました。

家に帰ってから初めてじっくりと手術の傷を見ました。

うん…だいぶ痛々しい…。(これは絶対に載せたらマズいやつなので載せません…笑)

そして何をするのにも時間がかかるし、痛みが強くなっている左手を使わなければいけないのはかなりの苦痛でした。

改めて入院していた時は看護師さん始め、たくさんの方のおかげで本当に快適な毎日を送れていたなぁと実感。感謝感謝です!

お出かけ

退院して10日後には親友で中学からの同級生トランペット奏者の山﨑千裕ちゃんとお茶&ご飯〜!

いつも太陽のような笑顔で元気をたくさんくれる大切な友達です

手はまだまだ痛みますが、基本カラダは元気なので退院後は結構このケガ人スタイルで出かけていました。

ちひろともリハビリ帰りに何度もお茶しました

術後初の診察とリハビリ

私が退院した翌週がちょうど主治医の先生のクリニックがお盆休みに入っていた為、退院してから2週間後に術後の初診察&リハビリです。

【私のリハビリスケジュール

8月末から10月いっぱいまで(約2ヶ月)は週1回のリハビリが続きました。

術後3ヶ月半からは2週間に1度のリハビリのペースに。

手術をして下さった主治医の先生の診察は3週間に1度が今も続いてます。

まずはレントゲンを撮ります。

主治医の先生に手術の説明を聞くのはこの時が初めてで、手術の状況と今も特にトラブルはないので安心してくださいとお話しをしてくれました。

レントゲンで骨の様子を見ていただいた後は傷の様子を診ていただき、退院直前に気付いてしまった痺れのお話しもさせていただきました。

この頃は親指の先から手首までと母指球が痺れていました。

親指の先に関しては感覚がない感じの痺れで、その他はピリピリ痛む感じの痺れです。

これからリハビリをして動かしていくので、リハビリをしながら様子を見ていきましょうというお話しでした。

あとはこの約1ヶ月間、左手を使わざるを得ない状況で今は手術を受けた右手より左手の方が痛い事も先生に伝えます。

『なるべく左手も早いうちに手術を受けたいです…。』

痛過ぎます。。

左手を使いたくないぐらい痛みが強いのですが、右手もまだまだ使える状態ではありません。

もうリハビリを頑張って早く右手を使えるようになるしかない!

この日から毎回リハビリの度に作業療法士の先生に「凄い!」と褒めていただけるぐらい毎日毎日しっかりと時間をかけて自主リハビリを頑張りました

術後約4週間でシーネが取れる

主治医の先生の診察が終わると、リハビリ室で作業療法士の先生と術後初のご対面!

話したい事、お聞きしたい事が多過ぎて私のお喋りが止まりませんでした。

今一番気になってる痺れの事もお話しさせていただき、家で行う手の硬直を取る為のストレッチを教わりました。

8月末、本格期なリハビリが始まる事になりました。

そして、手術をした日からずっと付けていたシーネをこの日取る事に。

急に軽装!?

術後約4週間であのボンマーマンのようなシーネからこちらのスプリントに変わりました。

手が軽くなったのは良かったのですが、骨もまだくっ付いていないので正直恐怖です。。。

リハビリの先生にも『外では肘まで包帯をしたり、三角巾を付けてケガ人アピールしてくださいね』と言われました。

ですよね、、。駅など混んでいる場所でぶつかってしまったりしたら元も子もありません。

以前よりも外に出た時の緊張感が少し増しましたが、やはり腕までのシーネが取れたのは大きな一歩になりました。

9月頭からレッスン業も復帰。術後初の練習

9月に入ってレッスン業も復帰しました。

まだ楽器は吹けない状態だったのですが、生徒さん方には口頭のみのレッスンになる事を手術前にお話ししてご了承いただいていました。

1ヶ月ぶりのレッスン、楽しかったです!

そして生徒さんが演奏しているのを見ていると自分も演奏したなるんですよね。

9月末の術後2回目の診察の際に、楽器はそろそろ吹いても大丈夫か先生にお伺いしてみました。

親指に楽器の重みを掛けなければ吹いても大丈夫とのお話しだったので、早速翌日練習に行きました。

術後2ヶ月弱の事です。

久しぶりの相棒ピンクちゃん

指の様子は思っていたより感触が良かったです。

術後の痛みはありますが、関節が変形して痛んでいた時のような痛みはありません。

ただ、引っ掛けないようにしても今までの癖で無意識にサムフックに親指を引っ掛けてしまうんですよね。

それで痛くなる事はありましたが、指自体には特に問題はなさそうで安心しました。

今はフォームの改善でサムフックを取って練習しています。

意外となくても吹ける事が発覚!

この頃は楽器を演奏するより、ケースを背負ったり、持ち運ぶのがとっても大変でした。

術後初の本番

週1回のリハビリと家での自主リハビリは毎日時間さえあれば必ず行うようにして、心配していた痺れもだいぶ取れてきました。

指の感覚、動き、可動域、全てがこの1ヶ月で見違えるように良くなっていきました。

10月半ばに吹奏楽の本番があったので10月頭からコンサートに向けて楽器のリハビリもスタートです。

手術した指もなのですが、完全に口の支えが0の状態になっていたので練習時間も少しずつ増やして長時間のリハーサルにも耐えられるように調整していきました。

以前にもお世話になったSIOフィル公演

サックスパートのメンバー。指揮の汐澤先生を囲んで

10月半ばの公演は吹奏楽です。吹奏楽のサックスの譜面って16分音符多いんですよね(笑)

とっても良いリハビリになりましたし、久しぶりの芸劇の響きも楽しめました♪

そして100人超えの吹奏楽での音量のコントロールや集中力、神経を研ぎ澄ます感じ。

手術やって良かった。

戻って来れて良かった。

そんな公演になりました。

満員御礼!!

さいごに

わたしの場合ですが、術後の経過やリハビリの進捗具合も非常に良かった為に8月頭に手術を受けて、2ヶ月半後には演奏の復帰が出来ました。

手術後は手の痺れに悩んだり(まだ正直少し痺れはあります)傷口が痛んだりもしました。

術後出来なくなった指の動きもあるのでリハビリも根気良く続けていけないと思っています。

約1年半程痛みを我慢しながら練習量も極端に減らし、今後どうしたら良いんだろうと悩みすぎて精神的に不安定になる事もありましたが、手術のリスクも受け入れて向き合う事で良い方向に進みました。

退院後の生活も今はネットショッピングがあるので特に問題ありませんでした。

両手が治ったらやりたい事、たくさんあるんですよね!

フルートやクラリネットの練習も再開したいし、またバイクでツーリングにも出かけたい!(この病気になってから痛くてバイクも乗れなくなっちゃったんですよね…)

カメラを持ってたくさん旅行にも行きたい!!

追記

そしてなんと、この記事を書いているのは入院中の病室です。

そうなんです!12月7日に左手の手術も受けました。こんなに早く受けられるとは(嬉)

正直まだ右手もリハビリしながら左手の手術になったので、無理せず焦らず、これからしっかり静養&右手はリハビリしたいと思います!

左手の事はまた追々!

左手もボンバーマンになりました!
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